橋本会長、東京五輪中止を再否定 国内観客上限、4月に方向性

記者会見する東京五輪・パラリンピック組織委の橋本聖子会長=16日午後、東京都中央区(代表撮影)

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本会長は16日、定例会見を開き、東京五輪中止の可能性を問われ「キャンセルは考えていない。安心安全に向けて対策を講じ、開催することに集中している」と改めて否定した。

 自民党の二階幹事長が15日に新型コロナの感染拡大による大会中止も選択肢と言及したことを巡り「身の引き締まる思いで発言を聞いた。これであれば絶対に大丈夫という万全の安全対策で、開催に向けて努力していきたい」と強調。国内観客数の上限については「4月中には方向性を決めたい。最終的な判断には柔軟な対応が必要だ」と述べ、最終決定は5月以降になるとの見通しを示した。


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