祇園の暴走事故、9年で法要 現場近くの寺で犠牲者追悼

現場近くの檀王法林寺で営まれた法要=12日午前、京都市

 京都・祇園で2012年、車が暴走し通行人7人が死亡、12人が負傷した事故から9年となった12日、現場近くの檀王法林寺(京都市左京区)で法要が営まれ、関係者らが犠牲者を追悼した。

 法要には約40人が参列。東山区交通安全対策協議会の北川高範会長(72)は「もう9年たつが、遺族のことを思うといたたまれない。交通安全の大切さを継承し、いかに事故を防止していくかを考えていきたい」と話した。

 事故は12年4月12日午後1時すぎに発生。てんかん発作を起こした藍染め販売会社の元従業員=当時(30)、死亡=の軽ワゴン車が暴走し、歩行者を次々とはねるなどした。


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