教員不足の実態、初の全国調査へ 公立の小・中学と高校、文科省

 文部科学省は6日、公立小中高校と特別支援学校での教員不足の実態を把握するため、初の全国調査を5月に実施すると明らかにした。

 調査対象は、教員の採用権限を持つ47都道府県と20政令市の教育委員会など。4月の始業日時点での不足数と、5月1日時点での改善状況を調べる。足りなくなった理由や、解消に向けた取り組みについても尋ねる。

 文科省が17年春の状況について11自治体を対象に行った抽出調査では、小学校で316人、中学校で254人が不足していた。18年には広島県呉市の中学などで、教員が足りずに一部の授業が実施できなかった問題も発覚した。


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