大阪の聖火リレー中止で協議へ 橋本会長、地元自治体と

記者会見する東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長=2日午後、東京都中央区(代表撮影)

 五輪聖火リレーの大阪市内での中止方針について、大阪府の実行委員会は2日、来週前半に会合を開いて正式決定し、大会組織委員会に伝達する方向で調整していると明らかにした。組織委の橋本聖子会長は同日の記者会見で「実施の在り方を地元自治体と協議し、速やかに公表したい」と述べ、調整を急ぐ考えを示した。

 大阪市では14日にリレーが実施される予定だったが、「まん延防止措置」期間と重なり、大阪府や大阪市は同市内での聖火リレーを中止する意向を表明。組織委は地元自治体の意向を尊重する方針を示している。

 公道での走行は取りやめる一方、聖火到着を祝うイベントは無観客で実施の方向。


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