五輪聖火出発式、手話通訳が不在 菅首相「是正すべきは言う」

 福島県で開かれた東京五輪の聖火リレー出発式に手話通訳がいなかったとして、野党議員が25日の参院予算委員会で取り上げた。国民民主党の足立信也氏が「テレビ画面にもいなかった。五輪とパラリンピックは一体だ」として見解を尋ねたのに対し、菅義偉首相は「是正するべき点は政府として申し上げたい」と述べ、大会組織委員会の対応を確認する意向を示した。

 首相は国会審議を優先するため、出発式への参加を見送った。手話通訳の不在については「初めて聞いた」と答えた。

 組織委の橋本聖子会長は出発式から帰京後、「今後しっかりと対応、配慮していきたい」と改善する考えを示した。


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