御来光目的の夜登山を控えて 富士山巡り、感染防止で指針

富士山=2月

 環境省や山梨、静岡両県などでつくる富士山利用に関する協議会が12日、オンラインで開かれた。新型コロナの影響で昨年の開山を見送った富士山で、御来光目的の登山者が山頂付近で渋滞するのを防ぐため、宿泊を伴わない夜間登山の自粛や、山小屋の事前予約などを登山客に求める指針を策定した。

 今夏の登山再開を目指す前提として、両県のウェブサイトなどで周知し、感染拡大防止を図る。

 指針は計15項目。御来光目的の場合は必ず事前に予約して山小屋に宿泊することや、環境省などが公表する予想カレンダーを見て混雑する日や時間帯を避けることなどを要請している。


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