入管の収容女性死亡、真相究明を 名古屋で、スリランカ国籍

名古屋出入国在留管理局に収容されていたスリランカ人女性が支援者に宛てて書いた手紙など

 名古屋出入国在留管理局(名古屋市)に収容され、体調不良を訴えていた30代のスリランカ人女性が6日に死亡、上川陽子法相が事実関係の調査を指示した。管理局は「医師の指示に従って対処していた」とするが、女性を支援していた団体は「入院や点滴処置をすべきだった」と訴え、真相究明を求めている。

 団体は、外国人労働者や難民を支える「START(スタート)」(同市)。松井保憲顧問によると、女性は不法滞在で、昨年8月20日から管理局の施設に収容されていた。支援していた別の収容者から女性を紹介され、松井氏は同12月以降面会を重ね、「仮放免」の申請を手伝っていた。


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