騎手13人含む165人受給 総額1億8千万円、返還へ JRA、コロナ給付金問題

JRA栗東トレーニングセンター=2月、滋賀県栗東市

 日本中央競馬会(JRA)の調教師や調教助手が新型コロナウイルスの影響を受けていないのに国の持続化給付金を不正受給した疑いがある問題で、JRAは6日、調査結果を公表し、騎手13人を含む163人が不適切に受給し総額は約1億8700万円に上ると明らかにした。既に返還済みか手続き中という。全体では165人が受給していた。2月18日から関係者2748人を対象に調べていた。

 騎手らの実名はプライバシーとして明かさなかった。馬主でもある大阪市の税理士が104人の受給に関わっていた。

 JRAの後藤正幸理事長は「中央競馬の信頼に関わる問題になったことをおわびする」とした。


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