ミャンマー国軍、弾圧激化 38人死亡、実弾使用が増加 デモ隊は徹底抗戦

4日、ミャンマーのマンダレーで死亡した女子学生の葬儀に集まった人々(ロイター=共同)

 【ヤンゴン共同】ミャンマー国軍への抗議デモは4日も各地で続いた。国連によると3日は治安部隊の銃撃などで38人が死亡し、2月1日のクーデター発生以来最悪の犠牲となった。国軍の弾圧は激化しているが、デモに参加する市民らは徹底抗戦する構えで、事態が沈静化する兆しはない。治安部隊は一部の都市で実弾の使用をためらわなくなっている。

 国軍はデモ参加者を「暴徒」と呼び、弾圧を正当化。ミン・アウン・フライン総司令官は3月1日の会合で、デモには「最小限の実力行使」で対応し、他国と比べても威圧的でないと主張した。

 また戦闘機が隊列を組んで低空飛行する様子が目撃された。


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