上野のパンダ、恋の予感 発情兆候、同居準備へ

雌のジャイアントパンダ、シンシン(東京動物園協会提供)

 東京・上野動物園(台東区)は4日、雌のジャイアントパンダ、シンシンに発情の兆候があり、雄のリーリーと交配のために同居させる準備を始めたと発表した。2頭はいずれも15歳で、2017年に生まれた雌シャンシャンの親。

 園によると、パンダは野生では単独行動するため、普段は別々に飼育している。繁殖期は一般的に2月から5月くらいに年1回のペースで表れ、期間中に雌が妊娠する可能性が高まるのは数日間に限られる。今後、時期を見極めて同居させる。

 発情は毎年しているが、シャンシャンの誕生以降は強い状態に至らず、2頭を同居させたことはなかった。


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