2021年3月1日 18:40 | 無料公開
三陸鉄道の宮古駅でお披露目された、クウェートのシンボルマークなどをあしらった「復興支援感謝列車」=1日午後、岩手県宮古市
岩手県宮古市の第三セクター三陸鉄道は1日、東日本大震災後、中東のクウェート政府から支援を受けたことへの感謝を込め、同国のシンボルマークなどをあしらった記念の「復興支援感謝列車」の運行を始めた。
三鉄と駅舎を所有する自治体は、クウェートが日本政府に行った寄付の中から計約20億円の支援を受け、津波で被災した車両の新造や、流失した島越駅(田野畑村)の再建などができたという。
新造した8両の車両に同国のシンボル「クウェート・タワー」などを描いたヘッドマークを装着し、3月末まで運行する。
出発式にはハサン・モハメッド・ザマーン駐日大使も出席した。