医療提供体制の緊張続く 5都県がステージ4相当

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 厚生労働省が20日までに発表した全国の新型コロナウイルス感染状況の指標によると、病床の逼迫度を示す確保想定病床の使用率が、5都県で「ステージ4」(爆発的感染拡大)相当となった。前週と比べると3府県が「ステージ3」(感染急増)相当に改善したが、依然として緊急事態宣言の対象地域を中心に医療提供体制は緊張状態が続いている。

 厚労省は19日に6指標を公表。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は、東京のみ15人以上のステージ3相当だった。前週に同じステージだった千葉と埼玉は圏外となった。

 20日に報告された国内の新規感染者は1234人で、死者は78人だった。


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