九重親方、弟子にエール コロナ感染、一時は重症の肺炎に

東京都葛飾区に移転した九重部屋で、稽古する力士たち(日本相撲協会提供)

 新型コロナウイルスの集団感染が発生し、1月の大相撲初場所を全力士が全休した九重部屋の師匠、九重親方(元大関千代大海)が18日、報道陣の電話取材に応じ、春場所(3月14日初日・両国国技館)への期待などを語った。「歯がゆい気持ちだった。先場所の分までしっかり、けがなく暴れてもらいたい」と弟子にエールを送った。

 同部屋では九重親方を含め計16人が感染。先月20日に入院した同親方は肺炎を患い、症状が重かったことを明かした。「(夫人に)病院から電話があって『この3日が勝負です』と言われた。10秒しゃべったら、5分くらいせきをしていた」と説明した。


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