尖閣「漁できる環境にない」 帰港の石垣市議

海上保安庁の巡視船と中国海警局の船(奥左)が入り乱れる沖縄県・尖閣諸島付近で、漁を行う漁船。右奥は南小島=15日午後3時16分(仲間均氏撮影)

 15日から沖縄県・尖閣諸島周辺の領海内で操業した漁船が16日夜、石垣島に帰港し、乗船していた仲間均石垣市議(71)は中国海警局の船2隻について「40〜50メートルの距離まで近づいてきたこともあった。安全に漁ができる環境ではなかった」と話した。中国は海警局の武器使用を認める海警法を1日に施行している。

 仲間氏によると、15日午後、漁船が領海に入ったのに続いて、中国船2隻も追尾しながら侵入。第11管区海上保安本部(那覇)によると、2隻は約23時間にわたって領海内にとどまった。その間も「ずっと付いてきた」という。


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