災害住宅入居、被災者安堵 岩手で最後に完成

入居が始まった盛岡市の災害公営住宅「県営南青山アパート」(奥)=11日

 東日本大震災の災害公営住宅で、岩手県内で最後に整備を終えた盛岡市の「県営南青山アパート」(99戸)への入居が11日始まり、被災者は「ようやく自分の家に住むことができる」と安堵した。この日開かれた完成式で、達増拓也知事は「心のケアやコミュニティー形成支援など、切れ目のない復興を進めていく」と誓った。

 岩手県では災害公営住宅約5800戸の整備を計画。昨年12月に南青山アパートが完成し、岩手、宮城、福島3県で計画されていた計約2万9千戸の整備が完了した。福島県では原発避難者向けにさらに建設する可能性がある。


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