山下JOC会長「精神に反する」 森氏、組織委会長は続投を

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の発言が女性蔑視と批判されている問題に関して、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は5日、「五輪・パラリンピックの精神に反する不適切な発言だった」と語った。

 組織委会長を辞任すべきだとの声が国内から出ているが、「本人が謝罪、撤回している。いろんな意見があるのは分かっているが、最後まで全うしていただきたい」と述べた。

 森会長は3日のJOC臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言。山下氏は「『ん?』と思った部分もあるが、指摘する機を逸してしまったのが正直な感想」と話した。


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