海上保安官が捜査情報漏えいか 暴力団員に、北海道のナマコ密漁

 第1管区海上保安本部(小樽)は4日、北海道のナマコ密漁事件で所属する海上保安官が暴力団員に捜査情報を漏えいした疑いがあると発表した。国家公務員法(守秘義務)違反の疑いもあるとみて調べている。

 海上保安官は、小樽海保が捜査していた神恵内村沖のナマコ密漁で、密漁グループに関係する暴力団員に張り込み捜査を行う日時や場所を漏らした疑いがある。海上保安官は否認しているという。

 小樽海保は昨年6〜7月、ナマコを密漁した漁業法違反の疑いで小樽市内の無職の男ら10人を逮捕。昨年11月には容疑者逃走を手助けした犯人隠避の疑いで暴力団員の男ら5人を逮捕していた。


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