茨城・城里で鳥インフルエンザ 鶏84万羽を殺処分へ

鳥インフルエンザ感染が確認された茨城県城里町の養鶏場で、殺処分の準備をする県職員ら=2日午前(茨城県提供)

 茨城県は2日、城里町の養鶏場で死んだ鶏を遺伝子検査した結果、高病原性の鳥インフルエンザ感染を確認したと発表した。同日午前、養鶏場で飼育している約84万羽の殺処分を始めた。

 県によると、この養鶏場は採卵用の鶏を飼育。出荷するのは食用卵や食肉加工用で、二次的な感染拡大の可能性は低いという。

 1日午後、養鶏場から死んだ鶏が増えたとの報告があったため、県が簡易検査をすると、13羽のうち11羽が陽性だった。2日、遺伝子検査でも陽性が判明した。

 県は自衛隊に災害派遣を要請。近隣にある18の農場の鶏など計約104万羽も、移動制限や搬出制限をする。


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