俳優3割「死にたいと思った」 労働時間、嫌がらせに不安

死にたいと思ったことがある俳優らの割合

 日本俳優連合(西田敏行理事長)が所属する俳優や声優らを対象に実施したアンケートで、「仕事が原因で死にたいと思ったことがあるか」という質問に、28・9%が「ある」と答えたことが分かった。一般の人を対象にした厚生労働省の調査と比較して自殺願望の割合が高く、専門家は早急に相談体制を整える必要があると指摘した。

 調査は昨年9月から10月に実施し約170人が回答した。84・9%が仕事をする上で「安全に関し不安に思った」と答えた。具体的内容(複数回答)は「労働時間」64・6%、「危険な作業」58・5%が多かったほか、40・1%が「ハラスメント」を挙げた。


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