スーパー売上高5年ぶり増 20年、コロナで在宅消費増

緊急事態宣言が発出された今月7日の食品スーパーの様子=東京都内

 日本チェーンストア協会が21日発表した2020年の全国スーパー売上高は、既存店ベースで前年比0・9%増となり、5年ぶりに前年実績を上回った。新型コロナウイルス感染拡大を受けた外出自粛やテレワークで在宅時間が増え、自宅での食事機会が例年より多くなって食材購入が伸びたことが要因。

 新店を含む全店ベースの売上高は2・6%増の約12兆7597億円。消費税増税に伴う駆け込み需要があった19年から反動減などがみられたものの、「巣ごもり需要」が高まったことで食料品を中心に好調に推移した。

 商品別では食料品が4・7%増で、特に農産品や畜産品の売り上げが伸びた。


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