福岡女性客殺害で15歳少年逆送 鹿児島家裁決定、裁判員裁判へ

「マークイズ福岡ももち」で現場付近を調べる警察官ら=2020年8月28日、福岡市中央区

 福岡市中央区の商業施設「マークイズ福岡ももち」で昨年8月、女性客=当時(21)=が殺害された事件の少年審判が19日、鹿児島家裁(毛利友哉裁判長)であり、殺人や窃盗などの疑いで送致された少年(15)を検察官送致(逆送)すると決定した。起訴され、成人と同様に裁判員裁判で審理される見通し。

 決定を受け、女性の母親は代理人弁護士を通じ「少年を娘と同じ目に遭わせたいが、してはいけないとずっと苦しみ続けている。21歳で命を奪われた娘はどんなに悔しく恐ろしかっただろう。少年には一生刑務所に入っていてほしい」とコメントを出した。


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