今冬の大雪、11道県65人死亡 転落多数、「最悪ペース」指摘も

大雪が降り積もった新潟県湯沢町で雪かきをする女性=昨年12月

 強い寒波で大雪が続くこの冬、屋根で雪下ろし作業中に転落するなど雪を原因とする人的被害が相次ぎ、少なくとも11道県で65人が死亡したことが15日、各道県への取材で分かった。専門家からは「まだ1月の時点で、最悪のペースと言える。甚大な災害と認識すべきだ」との声も出ている。

 共同通信の15日午後時点の集計では、死者は新潟、秋田両県がそれぞれ13人と最も多い。次いで北海道、山形県がそれぞれ9人。青森県7人、福井県6人、岩手県3人、富山県2人と続き、群馬、石川、岐阜の3県はそれぞれ1人だった。65歳以上の高齢者が多い。


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