宣言再発令1週間、効果兆しなく 11都府県に拡大、病床逼迫

新橋駅に向かう人たち。1都3県を対象に再発令された緊急事態宣言から1週間となった=14日夜、東京都港区

 政府が、新型コロナウイルスの感染が広がる東京と埼玉、千葉、神奈川の1都3県を対象に、緊急事態宣言を再発令してから14日で1週間となった。だが効果の兆しは見えず、13日には愛知や大阪など7府県も追加された。菅義偉首相は「1カ月後には事態を好転させる」と強調するが、病床の逼迫状況は悪化し、13日に報告された死者数は100人に迫った。前回の発令時ほど人出も減っておらず、政府、与党内には危機感が募る。

 政府は、2月7日までの宣言期間中、飲食店の営業時間を午後8時までに短縮したり、不要不急の外出自粛を求めたりと、四つの措置で感染を封じ込める方針。


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