加古川市教委、メモ破棄認める 兵庫のいじめ自殺、法的責任否定

 兵庫県加古川市立中2年の女子生徒が2016年9月にいじめを苦に自殺した問題で、同市教育委員会は7日、「部活動の顧問、副顧問によるメモ破棄は調査済みで把握している」とのコメントを発表し、いじめを示すメモの破棄を認めた。法的責任については否定した。

 市教委はこれまで「遺族と訴訟中のため、答えられない」としていた。

 この問題を巡っては、15年11月に部活の部員らがいじめについて書いたメモを顧問らがシュレッダーで破棄したことが関係者への取材で判明。経緯を調べた第三者委員会に顧問らは「紛失した」と話しており、破棄を隠蔽しようとした可能性がある。


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