大相撲、協会員全員にPCR検査 初場所開催に向け

2020年、大相撲11月場所の千秋楽であいさつする八角理事長ら=東京・両国国技館

 日本相撲協会は7日、大相撲初場所(10日初日・両国国技館)に向け、親方や力士ら協会員全員に新型コロナウイルスのPCR検査を実施すると発表した。陽性者数や症状によって、感染症の専門家と対応を協議する。

 初場所は、新型コロナ感染拡大が止まらず、首都圏1都3県に緊急事態宣言が発令される中での開催になる。角界では感染が確認された横綱白鵬関、集団感染の荒汐部屋では力士全員の休場が濃厚。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「お客さまの安心、安全を一番に頭に置いて検査を決めた。信頼性を高めていくということ」と説明した。

 7日から各部屋に検査キットを配布し、8日に回収する。


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