横綱鶴竜、7日に出場判断へ 状態上向きも慎重な姿勢

稽古で胸を出す鶴竜(右)=5日、東京都墨田区の陸奥部屋(日本相撲協会提供)

 腰痛などで3場所連続休場中の横綱鶴竜は5日、報道陣の電話取材に「あと2日、しっかり(状態を)見て判断したい」と述べ、大相撲初場所(10日初日・両国国技館)の取組編成会議前日となる7日に出場の可否を決断する意向を示した。

 この日は東京都墨田区の陸奥部屋で幕下以下の力士に胸を出す程度にとどめたという。昨年末に相撲を取る稽古を再開したが、今年はまだ取っていない。状態は上向きとしつつ「良くなってきたからとはいえ無理はしたくない」と慎重な姿勢を崩さなかった。

 同じく3場所連続休場中の横綱白鵬が新型コロナウイルスに感染。鶴竜は出場すれば一人横綱が決定的になった。


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