年末年始も詐欺電話に注意 帰省自粛で発覚遅れも

 新型コロナウイルスがまん延する中で迎える年末年始。多くの人が帰省を自粛するとみられ、警察は孤独な高齢者が特殊詐欺グループに狙われる可能性があると警戒を強めている。例年なら一緒に過ごすはずの子や孫がいないと被害の発覚が遅れるケースも考えられ、「息子や役場職員などを名乗り金銭を要求する電話があれば周囲に相談を」と呼び掛けている。

 大阪府の1人暮らしの80代女性は4月下旬、長男の名前をかたる男から電話で「1千万円くらい用立ててくれないか」などと言われ、自宅近くに来た「代理人」に現金1千万円を手渡した。


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