柏崎刈羽、対策工事完了は越年へ 7号機の再稼働で東電

 東京電力新潟本社(新潟県)の橘田昌哉代表は24日、新潟市内で記者会見を開き、柏崎刈羽原発7号機(同県)の再稼働に向けた実質的な安全対策工事の完了時期が2021年1月上旬にずれ込む見通しになったと明らかにした。20年中を目指していたが、悪天候などで地盤の液状化対策工事が遅れた。同社は「今後のスケジュールへの影響はない」としている。

 東電は工事完了後に、核燃料を原子炉に入れる燃料装填を含めた「起動前検査」を21年4月までに進める予定。県や柏崎市など地元自治体の同意を得る必要があるため、再稼働の時期は決まっていない。


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