五輪の開閉会式予算165億円に 大会延期で35億円増額

 新型コロナウイルスの感染拡大で来夏に延期された東京五輪・パラリンピックの開閉会式について、大会組織委員会は22日の理事会で予算の上限額を165億円に引き上げることを了承した。35億円の増額となる。延期による経費増や新型コロナを踏まえた演出内容の変更が必要になった。

 式典の簡素化でコストを削減した一方、人件費の増加や既に制作した構造物を保管する費用が膨らんだ。

 開閉会式の予算上限額引き上げは2度目。昨年2月は企画、演出の骨子が固まり、必要な事業費の概算が招致段階で見込んだ91億円を超過する見通しとなったとして、130億円に増やした。


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