2020年12月18日 00:08 | 無料公開
2018年平昌冬季五輪に個人資格で参加したロシア選手たち
【ジュネーブ共同】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は17日、世界反ドーピング機関(WADA)がロシアの組織的な不正を認定して下した処分を巡り同国選手団を東京五輪・パラリンピックや2022年北京冬季大会から除外する裁定を発表した。潔白を証明した選手のみ個人資格での出場を認め国旗や国歌の使用は禁じる。
当初4年間の処分期間は22年12月16日までに短縮されたが、サッカーの22年ワールドカップカタール大会や各競技の世界選手権も対象。裁定は「WADAが求めたほどではないが、ロシア反ドーピング機関(RUSADA)や同国当局の行為を正当化するものではない」と強調した。