4県で鳥インフル、殺処分数最多 野上農相「大変厳しい状況続く」

鳥インフルエンザが確認された養鶏場で行われる殺処分作業=3日、宮崎県都城市(同県提供)

 野上農相は4日の記者会見で、香川、福岡、兵庫、宮崎の4県の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザについて、12月上旬の時点で、殺処分数が2003年度以降で1シーズンとして過去最多の約200万羽となったことを明らかにし「大変厳しい状況が続いている」と危機感を示した。

 野上氏は「より一層高い緊張感を持って対応する必要がある」と感染拡大防止の徹底を改めて求めた。

 農水省によると79年ぶりに鳥インフルが発生した03年度以降、被害が大きかった16年度に9道県で約167万羽、10年度には9県で約183万羽を殺処分したが、今季は過去の数字を上回っているという。


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