富士そば、退職者の雇調金受給 転籍も「休暇」

 首都圏で立ち食いそばチェーン「名代富士そば」を運営する会社が、東京都内の店舗に勤務していたアルバイト男性をグループ会社に転籍させた後も直ちに退職扱いとせず、1カ月余り「特別休暇(特休)」とする勤務記録をつけて雇用調整助成金を受給していたことが2日、会社側などへの取材で分かった。

 運営会社の親会社「ダイタンホールディングス」(東京)は取材に助成金の申請、受給を認め「特休にすることは本人と話し合って決めた。不正かどうか判断しかねるが、東京労働局に報告しており、判断に従い対応する」とコメントした。


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