鳥インフルで3万羽殺処分 宮崎、養鶏密集地防疫強化

鳥インフルエンザが確認された養鶏場で続く埋却作業=2日午前10時34分、宮崎県都農町(共同通信社ヘリから)

 宮崎県は2日未明、都農町の養鶏場で鶏の死骸が見つかった問題で、鳥インフルエンザの感染を確認したと発表した。同日朝、飼育する約3万羽の殺処分を完了した。日向市の養鶏場に続き県内の感染は2例目で、県の要請で派遣された陸上自衛隊員も殺処分作業に参加した。都農町周辺は養鶏場の密集地で、まん延防止に向けて防疫対策を強化した。

 農林水産省は2日未明、都農町の養鶏場で鳥インフルが発生したことを受けて防疫対策本部を持ち回りで開き、宮崎県による殺処分などの防疫措置を支援する方針を決めた。香川県三豊市の養鶏場で新たに発生した2例の鳥インフルについても対応方針を確認した。


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