防災、住民交流で連携協定 大震災縁に大槌町と富田林市

オンラインで締結式を行った岩手県大槌町の平野公三町長(左)と大阪府富田林市の吉村善美市長=29日午前、富田林市

 岩手県大槌町と大阪府富田林市が29日、防災や住民交流に関する連携協定を結んだ。市が東日本大震災で町を支援して以来、交流を続けており、平野公三町長(64)は「一層絆を強めたい」、吉村善美市長(56)は「農水産物など産業面を含め、さまざまな連携をしたい」と話した。

 協定は防災面で情報共有するなどの内容。新型コロナウイルスの影響で、オンラインで町役場と市の施設をつないで締結式と住民交流を行った。富田林市の児童らが歌や応援のメッセージを披露し、平野町長は復興の取り組みを説明しながら「震災の思いや備えをしっかり継続し、伝えていくことが大事だ」と強調した。


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