サイバー攻撃に身代金支払い3割 「ランサムウエア」、平均1億円

 国内の大手企業の約半数が過去1年間に、機密情報を盗んで身代金を要求する「ランサムウエア」によるサイバー攻撃を受けたとする調査結果を26日、米情報セキュリティー企業クラウドストライクが発表した。このうち3割が支払いに応じ、支払額は平均1億2千万円に上ったという。

 調査は8〜9月、企業や官公庁のシステム担当者200人に対して実施した。攻撃を受けた組織が取った対応は、身代金の支払いのほか「システムの安全性を強化した」が7割、「セキュリティー人材を強化した」が6割、「交渉を試みた」が4割だった。

 ランサムウエアの攻撃を受けたと回答した国内企業は52%だった。


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