G20、コロナ克服へ全ての努力 世界経済の回復「不確実」

 20カ国・地域首脳会議(G20サミット)は23日未明、オンライン方式で21日から開催した日程を終えて閉幕した。新型コロナウイルスを克服するため「結束し、あらゆる努力を惜しまない」との首脳宣言を公表した。世界経済の回復は「ばらつきがあり不確実性が高く、大きな下方リスクにさらされている」と指摘し「全ての利用可能な政策手段を引き続き用いる」と強調した。

 菅義偉首相は会議と関連会合で、2050年に温室効果ガスの排出を実質ゼロにする政府目標の達成に向けた決意を表明し、脱炭素社会の実現は国際公約の位置付けになった。


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