警視庁警視、通勤に公用車 高速を無料利用、減給処分

 警視庁は20日、通勤のために公用車を不正に使い、緊急時用の通行券で高速道路を無料で利用したとして、保安課課長代理の男性警視(62)=再任用=を減給100分の10(3カ月)の懲戒処分にした。警視は「通勤の移動時間を短縮したかった」と説明し、同日で依願退職した。

 警視庁によると、警視は昨年1月〜今年4月、東京近郊の自宅から東京都台東区の勤務先までの通勤や帰宅時に公用車を利用。事件捜査などの場合に認められる通行券で、高速道路を無料で57往復していた。不正な高速利用代は計約8万8千円で、返還手続きをした。


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