元大関の琴奨菊引退へ 36歳、日本勢10年ぶりV

琴奨菊

 大相撲の元大関で西十両3枚目の琴奨菊(36)=本名菊次一弘、福岡県出身、佐渡ケ嶽部屋=が現役引退の意向を固めたことが11月場所7日目の14日、日本相撲協会関係者の話で分かった。協会理事会の承認を経て、年寄「秀ノ山」を襲名する見通し。

 西前頭11枚目だった9月の秋場所で左ふくらはぎを痛めて途中休場し、今場所は15年ぶりに十両へ転落。6日目まで1勝5敗と振るわなかった。14日に協会へ休場を届け出た。今後引退への手続きが進むとみられる。

 16年初場所で唯一となる幕内優勝を成し遂げ、日本出身力士として10年ぶりに賜杯を抱いた。


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