クルーズ船、外国人医療費2億円 94%公費負担、ルール策定へ

 新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の外国人乗客のうち、342人の医療費が計2億8843万円だったことが10日、専門家の調査で分かった。うち94%が公費負担だった。自民党のプロジェクトチームは調査結果を受け、訪日外国人客の医療に関するルール作りを進めたい考えだ。

 新型コロナウイルスは「指定感染症」のため、国籍にかかわらず原則自己負担なしで治療を受けられる。クルーズ船の外国人乗客の多くは日本の公的医療保険に未加入とみられ、ほぼ全額が国や自治体の公費で賄われる。


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