はやぶさ2の成果知ろう 14日、高校生の取材会中継

地球に向けてカプセルを切り離す「はやぶさ2」の想像図(JAXA提供)

 探査機「はやぶさ2」の地球帰還を来月に控え、宇宙航空研究開発機構(JAXA)でプロジェクトのミッションマネジャーを務める吉川真さんを全国の高校生がオンラインで取材するイベントが14日、開かれる。吉川さんの説明や質疑応答の様子は同日午後3時から、インターネットのニュースサイト「47NEWS」を通じて生中継される。

 はやぶさ2は2014年に打ち上げられ、地球と火星の公転軌道の近くを回る小惑星「りゅうぐう」の岩石の採取に成功した。岩石試料が入ったカプセルは地球近くまで戻ったところで機体から切り離され、12月6日未明に地上で回収される予定だ。

 取材会では、吉川さんがこれまでの取り組みの成果や意義について解説。天文部などに所属する高校生の質問に答える。

 吉川さんは「プロジェクトはこれまで順調に推移してきたが、チームのメンバーのさまざまな工夫、努力があった。そんなところを知ってもらい、自ら新しい挑戦をするきっかけにしていただきたい」と期待を寄せている。


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