首里城祭で伝統芸能披露 火災1年、琉球王朝の雰囲気包む

首里城祭が開幕した首里城公園で、焼失した正殿付近に登場した国王役と王妃役=31日午前、那覇市

 首里城(那覇市)の正殿などが焼失した火災から1年となった31日、現地で首里城祭が開幕し、訪れた人からは再建を心待ちにする声が聞かれた。11月3日までの期間中、首里城公園では伝統芸能などが披露され、琉球王朝時代の雰囲気を味わうことができる。毎年この時期に開催。昨年は火災を受け、期間途中で中止となった。

 公募で選ばれた国王と王妃は、赤が基調の衣装で午前11時ごろ、焼失した正殿跡付近に登場。来場者らの前を練り歩き撮影に応じた。琉球古典音楽などの伝統芸能も上演された。

 最終日の3日は、国王らが奉神門から、守礼門まで練り歩く古式行列でハイライトを迎える。


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