首相、竹下派に協力要請 目玉政策巡り、総裁選では謝意

東京都内のホテルで開かれた自民党竹下派の政治資金パーティー=30日夜

 自民党竹下派(平成研究会、54人)は30日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。来賓出席した菅義偉首相は、9月の党総裁選での支援に謝意を表明。「総裁選で約束したデジタル庁創設や不妊治療の保険適用、携帯電話使用料の引き下げなど、できることから実現する」と述べ、自身が掲げる目玉政策への協力を要請した。

 所信表明演説で訴えた2050年の脱炭素社会実現や、総務相時代に主導した「ふるさと納税」に言及。「都会も地方も安心して暮らせる国造りをしたい」と強調した。

 竹下派の竹下亘会長は「平成研は菅内閣を支える。派閥の一人一人が汗をかき続ける決意だ」と語った。


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