下地衆院議員が自民復党願 沖縄、地元で反対も

自民党沖縄県連に復党願を提出後、記者団の取材に応じる下地幹郎衆院議員=30日午後、那覇市

 無所属の下地幹郎衆院議員(比例九州)は30日、自民党沖縄県連に復党願を提出した。経済関係者の一部が復党を県連に要請していた。下地氏と同じ沖縄1区の自民党支部は反対しており、復党には曲折も予想される。

 下地氏は、17年の衆院選沖縄1区で日本維新の会から立候補したが、共産党候補に敗れて比例復活。今年1月には、日本でのカジノを含む統合型リゾート施設事業を巡る汚職事件で、中国企業からの現金受領を認め、維新から除名処分を受けた。

 沖縄1区で下地氏は、自民現職の国場幸之助衆院議員と争ってきた。下地氏は記者団に「保守合同で強い沖縄の政治勢力をつくりたい」と説明した。


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