むつ市、核燃料新税を減免へ 業者と合意

青森県むつ市役所で記者会見する宮下宗一郎市長=30日午後

 青森県むつ市の宮下宗一郎市長は30日の記者会見で、市内の中間貯蔵施設に搬入、保管される使用済み核燃料に課す新税を減免する方針を明らかにした。減免を求めている施設運営業者「リサイクル燃料貯蔵」(同市、RFS)と「税率や課税項目を協議する」ことで合意した。RFSは「新税を通じて、しっかりと地元事業者の責務を果たす」と約束した。

 市は2021年度とされる施設の操業開始までに総務相の同意を得て、初搬入の段階から課税したい考えだ。

 むつ市が3月に制定した新税の条例は、ウランの搬入時に1キロ当たり1万9400円、貯蔵1年ごとに同1300円を課すとした。


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