核禁止条約、日本も参加を 被爆者ら署名スタート

日本政府に核兵器禁止条約に参加するよう働き掛けようと開かれた原水協の集会=29日午前、東京都千代田区

 核兵器禁止条約の来年1月の発効に向け、日本政府に条約に参加するよう働き掛けようと、原水爆禁止日本協議会(原水協)は29日、東京都内で集会を開いた。被爆者らの呼び掛けで、政府に批准などを求める署名活動をスタートさせた。

 署名は「唯一の戦争被爆国である日本政府は、核兵器廃絶の先頭に立たなければならない」と強調。被爆者を含め作家の早乙女勝元さんや山口二郎法政大教授ら計126人が共同呼び掛け人となった。

 集会では、「核兵器がもたらすものは『安全』でも『抑止』でもなく、人類の絶滅に通じるものだ」とのアピール文を採択した。


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