五輪選手村、コロナ対応一元化 感染防止へ「保健所」拠点

 政府は27日、来夏に延期された東京五輪・パラリンピックの新型コロナウイルス対策を検討する調整会議の第4回会合を首相官邸で開いた。選手、コーチらが滞在する選手村(東京都中央区晴海)で感染者が出た場合を想定し、保健所機能を持つ「保健衛生拠点」を構築することで一致。大会組織委員会に「感染症対策センター」(仮称)を設置し、対応を一元化する方針を確認した。

 東京都と組織委が連携し、ピーク時で約3万人が集まると見込まれる選手村でクラスター防止を図る。

 杉田和博官房副長官は「アスリートへの感染が発生した場合に備え、保健医療の体制を整えておくことが大切だ」と強調した。


  • LINEで送る