2020年10月27日 08:49 | 無料公開
ロシア極東サハリン州の会合で使われた、北方領土を日本領と色づけした地図(サハリン・インフォ提供、共同)
【ペトロパブロフスクカムチャツキー共同】北方領土を事実上管轄するロシア極東サハリン州は26日、北方領土を日本領と色づけした地図が企業家向けの会合で使用される「深刻なミス」があったとして、漁業庁の同州トップを務めるラドチェンコ氏ら2人が解雇されたと発表した。
地元メディアによると、地図はサハリン州における海洋水産資源の有望地域を示し、日本のインターネット情報を引用したのが原因という。会合は州内で約2週間前に行われ、責任者の調査が26日に終了した。
ラドチェンコ氏は、2018〜19年に国後、色丹両島や歯舞群島を管轄する南クリール地区で副地区長などを務めた。