九電、川内原発1号機に燃料装填 テロ対策施設が9割完成

川内原発1号機で行われた燃料装填作業=22日、鹿児島県薩摩川内市

 九州電力は22日、テロ対策の「特定重大事故等対処施設」(特重施設)の設置工事で運転停止している川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)に関して、21日夜から燃料装填を始め、工事が9割完了したと発表した。全国の原発で初めての特重施設完成となる見通しで、11月26日の再稼働を目指している。

 九電は22日に同原発で報道陣向けの説明会を開催。安全対策の強化に向けて特重施設とは別に、重大事故発生時に拠点となる指揮所の緊急時対策棟を新設しているほか、外部から電源を供給するケーブルの増設工事も進めていることを明らかにした。燃料装填の作業は24日に完了する見込みという。


  • LINEで送る