宮城県議会も再稼働了承へ 女川原発の地元同意最終盤

宮城県の東北電力女川原発。左手前が2号機=2月

 東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の再稼働を巡り、宮城県議会は22日の本会議で、女川町商工会が提出した再稼働への同意表明を求める請願を自民党会派などの賛成多数で採択する見通しだ。これで県、地元2市町の議会による再稼働への了承が出そろう。

 東日本大震災で被災した原発では初となる地元同意の手続きは知事、2市町長の意向表明を残すだけになる。

 村井嘉浩知事は「県議会の意向を最重視する」と繰り返してきた。亀山紘市長は9月に市議会が再稼働を容認した後の取材に「同意する方向だ」と発言。須田善明町長は「国や県、東北電と対話し最終的に決めたい」としていた。


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