在留カード偽造組織を摘発 所持容疑で女2人逮捕

 偽造した在留カードを所持したとして兵庫、埼玉両県警が入管難民法違反の疑いで、いずれも中国籍の埼玉県上尾市、34歳無職の女と東京都足立区、28歳会社員の女を逮捕していたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。両県警は中国人犯罪組織による大量のカード偽造拠点を摘発しており、2人が組織の一員とみて調べる。

 捜査関係者によると、会員制交流サイト(SNS)上のやりとりを調べた結果、中国人犯罪組織の関与が浮かんだ。逮捕した2人はブローカーとしてSNS上で顧客を募り、不法滞在者や技能実習生、留学生を対象に偽造カードを販売していたとみられる。


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